涼しくなり ミニシクラメンの動きが 活発です
新葉が どんどん展開して来るので
生産管理の中で重要な作業である「葉組み」という作業をしています
株の中心に展開している新葉を一枚一枚 株の外側へ分けて組んでいきます
新葉をつまんで・・・
(葉の動きが分かりやすい様に ピンクのお星さまマークがあります)
外側へ引っ張ります
一枚一枚 続けてやって行くと この様に株の中心が空きます
すると 球根に光が届き さらに新葉がバランスよく展開され カッコよくなります
シクラメンの成長には いくつかのヒミツがあるんですよ
人間に例えて 紹介てしみましょう
タネは 嫌光性(けんこうせい)といって 暗闇の方がよく発芽します
発芽したあと葉が一枚一枚 順々に展開して来ます
7枚目あたりからは 葉の付け根に一つ花芽を形成します
「シクラメンは 葉の数だけ花が咲く」と言われているのは
一枚の葉の付け根に 一つの花芽を作ることからなのですね
花芽を作るってことは 人で言えば 恋をする事!ムフ♡
この時期は 人にすれば 中学生くらい?
「頭ボサボサだった男の子が 朝ブラッシングして学校へGo!」って感じかな!
この頃の形成される花芽は 夏にチラチラ咲いて来ますが
本格的な 開花ではないので 私たちが摘んでしまいます
花を摘まれてしまうって 人にすれば 失恋!?
失恋を繰り返しながら シクラメンちゃんは 大きくなります
その後 成長するにつれて
球根の上部に「芽点(がてん)」という 芽を増やしていきます
先ほどのミニシクラメンをズーム!
さらにズーム!!すると これが一つの「芽点(がてん)」です
放射状に花芽や新葉が伸びているのが分かります
先が白っぽく丸いのは花芽 尖っているのは新葉です
今の時期には この「芽点(がてん)」が 球根の上部に5~7個に増えています
例えば 1個の芽点(がてん)に10の花や葉が付くとすれば
3個の芽点(がてん)を持つシクラメンは30の花が咲き
7個の芽点(がてん)を持つシクラメンは70の花が咲きます
(めやすです 環境やその他の要因によりその限りではありません)
芽点(がてん)を増やすには 肥培管理が とても とても重要!
肥料が多すぎても 少なすぎても 順調に増えてくれません
肥料が足りなかったからと言って 後からあわててやっても間に合いません
必要な時期に 必要な量の栄養を取り込まないと
たくさんの立派なお花を咲かせることは出来ないのです
人も 同じですね 成長期の小中高生の方々!
なるべく 好き嫌い言わずに バランスよく食事をとって下さいね!
君たちにとって 立派なお花を咲かせるということは
夢をおいかけ 実現させるという事ですよね
その為には 強い体をつくり 健康を保つ事も大事ですよ!
夏に分化た花芽が 秋~冬に出荷の本格的なお花として美しく開花します
人で言えば 結婚!または夢の実現!という時期でしょうか
シクラメンは 開花期がとても長く 春の終わりまで 次々と開花します
結婚しても 夢を実現しても さらに次の目標に向かって花を咲かせ続けよう!
さて 今年初めて生産してみました「メティス ポンポン」という品種です
強いフリフリタイプの ミニシクラメンです
濃いピンク 淡いピンク ホワイト など チラッと咲いています
因みに先ほどからずっと シクラメンの 「球根」と言っておりましたが
正確に言うと 茎が肥大したもので「塊茎(かいけい)」と言います
なので分球はせず 何年も育てていると 一つの球根(塊茎)が大~きくなります
その大きな球根(塊茎)の見た目から
「ブタのまんじゅう」というシクラメンの和名があるそうですが
「きれいなブタのまんじゅうね~」と言うような会話は
未だかつて 一度も聞いた事はありません・・・
最後にシクラメンのお手入れ方法です
昔に書いたブログですが シクラメンご購入の際は
参考に ぜひ やってみて下さいね!!
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