妙義山麓 木村園芸

木村園芸は、群馬県富岡市、妙義山の麓で花苗の生産、卸、直売をしている園芸農家です。

現在の販売状況⇒道の駅市場出荷温室で直売

2月17日 ハウス倒壊は免れました

2月17日 ハウス倒壊は免れました

14日~15日にかけての  記録的大雪

当初  前回ほどの降雪ではないという予報で
夕方の 雪下ろしを最後に  安心してしまい
少し油断がありました

が   どんどん降り積もる雪・・・

真夜中の2時から  再びパイプハウス等の雪下ろし
大きいハウスは  暖房の温度を  さらに上げ  雪を融かす   が
融かすより 降り積もる方が  断然早い・・・

クタクタになって帰ってきた朝9時頃に  ミゾレ雨 に変わる
この雨は  ハウスの上の雪を  融かすのか? さらに重くするのか?
良いのか?  悪いのか?  後は祈るばかり・・・

お昼頃  雨が止み   外見はいつもと変わらぬハウス(第一農場)
見た事のないほどの  分厚い雪を乗せたハウスに
恐る恐る入ってみると

雪の重みで  基礎石が地面に沈み込んでいる
14ハウス被害1

よって  ハウス全体の  水平がバラバラになって
ハウスの谷や 通しのパイプが  歪んで波打っている14ハウス被害2

さらに  3m間隔の  48Φの柱が傾き始めている
(写真だと分かりにくいが  見た目  明らかに傾いている)14ハウス被害3

ゾッとした・・・ これはハウス倒壊の予兆・・・?
もう少し 長く降っていたら  倒壊していたかもしれませんでした
第2農場は  H鋼の鉄骨ハウスなので  被害はありませんでした

今回は90cmくらい積もったようです

19日から また雪の予報・・・ ハウスの上の雪を早く融かさなければ
この上にさらに積もったら  危険だ

昼間 太陽光でハウスを暖め 雪を融かしたいのだが
ハウスを覆う雪で  光が遮られ  ハウス内は薄暗く 温度が上がらない

雪もなかなか融けない・・・

という事で  今日は屋根に上り
ハウスの南面 屋根の雪をのける作業に追われた

今回の大雪で 農業施設には かなり大きな被害が出ている
近隣のパイプハウス(野菜)は  ほとんど  潰れている

花の生産農家も  ハウス倒壊の被害を受けている人がたくさんいる

こだわりを持ち 高い技術を持った   たくさんの農家が
その技術を発揮する場所を奪われた
これは国としても  大打撃だ
救済としての  補助事業等が 必要だと考える

また   異常気象と言われる昨今
来年また同様の積雪があるかも知れない
業界全体で  ハウスの耐雪の意識を  より 高めなければいけない

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